皆さんこんにちは(^▼^)!
だんだんと春めいてまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?
3月と言えば花粉症の時期到来ですね(>ω<)
実はこのスギ花粉症というのは日本特有のアレルギー症で諸外国ではあまりないアレルギー症状と
言われています。
花粉症の原因といわれるスギやマツ、ヒノキは古くから家を建てる際の木材としても使われてきま
したが、それ以外でも人々の生活を送る中で重宝されてきました。
ヒノキは木材の中でも最高のものとされ、宮殿や神社を建てる際に使われる他に、ヒノキから精油
が採れ、ムカデなどの虫を寄せ付けないとも言われております。
スギも木材として使われる他に、特有の匂いを持つので、日本酒などの樽に使われ、また新酒がで
きた時の6月ぐらいにスギで作ったスギダマを作って吊るすという風習が生まれました。
日本酒は冬、2月の大寒の一年で最も寒く、水が澄んできれいな時に仕込み、6月ごろに出来上がる
とされています。それからスギダマの葉が茶色になると「ひやおろし」というぐっと味が熟成され
たお酒が飲めるようになった、という合図にもなっているそうです。
マツも上の二つと同じく、木材や生活の用途に使わる以外にマツと「待つ」をかけて歌によく詠ま
れてきました。
そういえばここ松本の地名の由来も、戦国時代に松本を治めていた領主が敵に領地を奪われ何年か
経って、この土地を取り戻すことができた際に「待つこと久しく本懐を遂げる」と言ったことから
「待つ」が「松」に転じたものとされています。
花粉症の方には厄介な植物だと思われるかもしれませんが、こうして考えてみると私たちと永く付
き合ってきた植物ですので、折り合いを付けつつ楽しく付き合っていけるといいですね。
コメントする